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野菜のもんだい

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里芋は無農薬・有機栽培のものを販売予定です。


野菜セットの販売をやめることで、ご愛顧いただいてきたお客様にはたいへんご迷惑をおかけしましたが、
やめたことで迷惑をこうむっているのは私もおなじです。

野菜セットをやめたせいで自分たちの食べる野菜も、スーパー等で買うことがほとんどになりました。
(すこしは畑で作っているんですけど)
そうすると、おいしい野菜にめったに出会えないということに改めて気づいて、困り果てています。
ご近所なんだからちょっと足をのばして、かつて選び抜いてお客さんにお送りしていた野菜の生産者さんを訪ねて、野菜を売ってもらえばいいのに、と思うものの・・・そのちょっとの手間を日常のスケジュールに組み込むことができなくて、結局スーパーで買うことになっています。

いっちゃなんですが、普通の野菜っておいしくない。
ご近所にお住まいで、うちの野菜セットをご愛顧いただいていた人から
「もーほんとに困ってるんですから!」と抗議されたことがありました(笑)。

「無農薬野菜を買いたいんです。どうすればいいんですか?」
「道の駅とかスーパーでも無農薬の野菜出してる人いるから連絡先と名前を教えるから買いにいくというのはどうですか」
「売ってくれるんですか?」
「それはもう、個人的な関係をつくっていくしかない。面倒くさいことさせてすみません、と思いながらやってたのは私も同じです」

「一ケ所の農家にまとめて送ってくれるように頼む方法はあるけど、それはいやなんですよね」
「無農薬とかってたいてい高いじゃないですか。送料が加わるとまた・・・」

「無農薬じゃないとダメですか? うちのセットも無農薬ではなかったですよ。ご存知でしょうけど」
「うーん、そうですけど、えみこさんのはえみこさんが選んだから大丈夫って思えたけど、自分ではできないから、無農薬のなら大丈夫かなと」

「私は農薬を使うかどうかより、肥料を使いすぎてないかを一番大事にしてましたけどね。
農薬は洗えば落ちる場合がほとんどだし、皮むけばすむ、というものも多いけど、肥料は洗っても落ちないから。
化学肥料がぜったい悪だとも私は思ってないけど、使いすぎは味に出ます。
化学肥料使わないからいいと思って、動物性堆肥を使いすぎの人もいますから。そっちもこわい。
肥料使いすぎの味ってあるから、それを覚えておくといいと思いますよ」

「私にわかるかな」

「なんだか大きすぎるとか、なんだか緑すぎるとか、なんだか苦いとか。おいしい野菜との味くらべをするとわかる。
無農薬だけど堆肥をやりすぎている農家もあるから。無農薬ばっかり気にしていると、だめかも」

「むずかしい~」

「とにかく雨量が多いし台風が多いし、日本みたいな亜熱帯の国で農薬使わないで野菜作るのがそもそもハードル高すぎるんですよ。私、無農薬の大豆でお味噌作ってたけど、今年はいつも頼んでいる農家が二軒とも不作で、大豆売ってもらえなかった。
結局ネットで無農薬のを探して大豆買いましたけど。

温暖化してるというのは陰謀で、風評だと言う人いますけどね、年々温暖化してるって農家は全員思ってるんじゃないかな。
激しく熱帯化していく気候風土で農業するだけでたいへんなのに、虫食いも病気もないきれいなもの作らないと値引きさせられるし、あんまり無農薬無農薬って攻め立ててると、無農薬ならいいんでしょって遺伝子組み換えて無農薬作物つくるようになってしまう。農薬使わなくても虫もつかない、病気にもならない作物ができるようにタネを遺伝子操作すればいいんでしょ?って」

「やあだ~~」

「適度に農薬使ってください、必要ならば使ってください、って姿勢でいいんじゃないのかなって思うんですよ」

「そうはいっても、無駄なこだわりかもしれないけど、こだわりたくなるんですよ」

「有機JASだって無農薬じゃないのは知ってるでしょ?」

「そうなんですか?」

「有機JASでも使っていい化学農薬はたくさんありますよ。だからうちの野菜リストには「無農薬」「有機JAS」「低農薬」という区分けで野菜送るときにつけるリストに書いてましたよ」

「そうか・・・」

「有機JASは農薬使ってない場合もあるし、農薬使っている場合もあります」

「うーーん」

「よくネットなんかでアメリカは無農薬が進んでいるのに、日本は無農薬が進まないからダメだ、とかあおっているサイトがあるけど」

「はい」

「アメリカのオーガニック認証だって、使っていい農薬があってそれを使いながらオーガニックしてるわけで、みんながみんな無農薬って意味じゃないですよ」

「そうなんだ」

「去年アメリカのセドナに行ったときに、オーガニック農家ばかり出店している週末のマルシェにいって、一軒を選んで畑見学させてもらいに行ったんです。
新規就農した若い男性で、ひとりでオーガニックにこだわって野菜を作っているんだけど、やはり彼も、無農薬では作ってないって言ってました。オーガニックの認証のとるのに使っていい農薬を選んで使っていると」

「無農薬とオーガニックは同じじゃないってことですか?」

「もちろん同じじゃないですよ。オーガニックってなんなのか、その答えは人によって団体によって違いますよ。
オーガニックコットンは無農薬綿花の割合がたったの5%でもオーガニックコットンっていえるのは知ってますよね」

「しりません」

「農薬使わないで生活なりたつ農業をすることが比較的しやすいのは稲作ですけど、それは稲作が日本の風土にあっているからで、野菜はそうじゃないですもんね。品種改良をかさねて研究室で作られている作物の多くは、つまり市販されているほとんどの野菜は、農薬使うことを前提にしているんですよ。

そうじゃない日本で古くから作られている野菜をよく若い農家が作ってますね。それを買った人が「おいしくない」って言うことが多いそうですよ。品種改良のベクトルは、虫害や病気に強いようにとかもあるけど、より食味がよいように進化していきますからね。食べなれてないものをおいしくないという人多いですよね。そんなこと言わなくてもいいのにね。せっかく苦労して作ってるのに」

「けっきょく・・・・自分で食の基準つくったほうがいいですね」

「そうですそうです。農薬だけじゃなく。

添加物がダメとか砂糖がダメとかいったって、そんな生活無理でしょ。添加物があるおかげで食べられる、普及している食品はいっぱいありますし、砂糖は調味料とかお菓子以外にも、いろんなものに入ってる。

無農薬の砂糖を使ってますか、とお客さんに聞かれたことありますけど、無農薬の砂糖は高価だから商品の価格をうんと高い値段にしないとウチは使えない。無農薬の砂糖なんて高すぎて日常に使い続けるの無理だし、わたしは自分の日常に使わないものを農園の加工品に使わないですね。

そういう質問をするひとに、パンもお菓子もビールも日本酒もみりんもワインも無農薬の素材オンリーですか?っておたずねして、もっとお話聞かせてもらいたくなるけど、そういう取材モードは最近控えてるんで(笑) 」

「てんさい糖ならいいんでしょ?」

「農薬使ってないって? なんでそう思うのかわからないんですけど。てんさいは北海道で作っているし、ホクレンだし、農薬使って作っていると考えるのが普通だと思いますけど。電話して聞いてみたらどうですか? 最近は北海道も温暖化してるし、寒いわ暑いわで農薬使う量は全体に増えているんじゃないかと想像しますけど。

さとうきびも農薬使ってないと思っている人多いけど、普通は使ってると思います。電話して聞いたわけじゃないですけど」

「えみこさんはどういう野菜がいいんですか」

「おいしい野菜です。私の場合、農薬も肥料も使わないで作ったものをおいしいと感じることが多いから、そういう野菜が欲しいです。でも結局作るしかないかあと思い始めているところです」

「作って売ってください」

「いや、それは無理です。うちが大根つくるから、そっちはにんじんつくって、とかみんなで違うものつくって提供しあうのがいいんじゃないですかね」

「アイデアはいいけど、わたし作れない」

「わたしもです。実母が庭に作っているピーマンや南高梅は農薬使わなくてもとってもきれいにできるんですけど、うちは全然ダメ。カメムシにピーマンはやられるし、梅はきれいじゃない。たぶん場所が向いている、いないがあるんですね。カメムシのたまり場が近くにあるとか、湿気のたまり場に梅の木があるとか」


無農薬にこだわって、失敗しても、なんとかできた小量を、無農薬が好きな人に買っていただくという方法もありだけど・・・すこしだけ農薬使えばもっとたくさんの人に食べてもらえるなら使ったほうがいいと思うのが錦自然農園の考え方です。

だってそのほうが楽しいから。太秋柿は無農薬・無肥料に挑むことが楽しかった。でもこれをウチが続けても意味ないな、と確信できたので来年から農薬と肥料を復活させます。

うちの桃はすこしだけ農薬を使っているけど、周囲の人から果樹だから農薬使ってもしょうがないといわれます。果樹は特別だと。でも、そうかなあと思います。野菜だって米だって、難しいし、苦労してるし、すこし農薬使ったからといってどういう問題があるわけじゃないのもいっしょ。苦労もいっしょ。おいしいも一緒。なんにせよ問題は「使いすぎること」。
欲でふくらんだ作物がもつ肥料の味っていうのがあります。

まごころを注いで、おいしい野菜を作ってくれる人にはそれ相応のリスペクトを価格に反映させていかないと、ほんとに食べるものがなくなってしまったときに慌てても遅いですよね。

わかっているんですが・・・・・・。


参考にしてください

★有機JASで使っていい農薬や肥料を掲載
www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/hajimete-2601.pdf

★地球は温暖化してないというひとを論破できます、というひとのお話を書いてくれている「ほんもののたべもの日記」
https://hontabe.blog.fc2.com/blog-entry-637.html



でも最後に↓をくりっく。無農薬の米も、低農薬の米も販売中。両方おいしいお米です
錦自然農園フルーツストア
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白菜、きたーーー!

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内山さんの「大きい白菜」が、ついに始まってしまいました。

キムチはまだですか、と聞かれることまだ暑いさかりの頃から数えて50回くらい・・・うれしいのです
うれしいのですが、身体事情がちょっとからみどうするのか決めかねて


大きい白菜の顔みて、作るかどうかきめろうと内心おもっていましたが・・・・
さきほど「顔」をみまして、

1秒で、つくることけってい


キムチの販売受付は来年からですが、
このおいしい白菜の販売は、やってますのでどうぞサイトから!!


たっぷりと水気をふくんだ大きな白菜は、
お鍋に水を全く入れないで、素材だけで煮物を作るときに
いい仕事をしてくれます。
鶏肉と白菜の煮物なんて最高。
味付けは塩しかしなかったり。


白菜だけで蒸し煮にして、ごま油でねぎ、しょうが、にんにくのみじん切りをいためて、油のあちちいのときに
ジャッとかけていただくのもおいしいですねえ


ご注文は年末年始の間も受け付けます。


錦自然農園フルーツストア


真冬のおいしいもの、そろってます。

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これは菊芋のてんぷら煮。
て名前は今つけましたが、しゅうとめが作っている菊芋料理。
おいしいです。

菊芋は火が通りやすいので、皮をむかず、あらかじめ味を作った煮汁に菊芋をいれて
火を通しながら味をしみこませるのがよいとしゅうとめがいいます。
てんぷらは、さつまあげのこと。西日本の広い地域でそう呼ばれているそうです。


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べにはるかの焼き芋です。
どんな方法で焼き芋にするかは、いろいろ方法がありますが、
実家では古いすき焼き鍋(深さがほどよく、鉄製で、蓋がある)を、焼き芋専用にして、毎日稼動しています。
うちでは、薪ストーブに放り込んでいます

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実家は水炊き信仰が篤く、風邪ひきかけると水炊き、という流れだった
私もそれが体にしみこんでいるらしく
一人暮らしのときでも風邪をひくと、鼻をすすりながら水炊きを作っていました。
(アメリカ人も「風邪にはチキンスープ」信仰があるそうな)

水炊き王国・福岡は「水炊き用鶏肉」がとても充実しているのですが
それが望めない場所では違う作り方で

ある日の水炊きれしぴ

水炊き用のモモ肉のぶつ切り
手羽先肉
手羽元肉
手羽中肉
を3時間以上、ねぎの白いとこと生姜をいれて弱火でことこと
(煮込む前に軽く50度くらいの湯で洗います)
それから塩と醤油、酒で調味して
椎茸、白菜、ねぎ、豆腐を追加
いただく直前に胡椒をごりごり引いて。



旬のおいしいねぎも、白菜も、菊芋も、さつまいもも、トマトも、コチュジャンも・・・・
野菜と蕎麦粉は金曜発送。
本日水曜正午までにお申し込みください。

錦自然農園フルーツストア

ミニトマトが絶好調です!

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ひさしぶりにアップします
先週金曜の野菜セットのリストです。

わけぎ、サラダ大根、ミニトマト、小松菜、生姜、菊芋、里芋、ミニ白菜、ねぎ、ごぼう

毎週このようなものを野菜と一緒にいれております。

野菜の内容は、週ごとに違いますが、一部が入れ替わり、大部分は前の週と同じ、という方法で
何週間かたつと、全部入れ替わっている、というかんじになります。

今年はあと二週で発送が終わります。

今とくに調子が上がっているのは、ミニトマト。
これは生産者さんの栽培努力の結晶。
ならす実を従来より少なくすることで、一個あたりの美味しさをアップさせる
工夫をされた効果が出始めています。

一時は、
トマトに病気が発生し、長くお休みをせざるをえなかったのですが、
いろんな問題が発生するたびに、前よりも、もっといいものを作って再起を繰り返していくのは、
さすがというしかありません。

でも他の農家さんもそれは同じです。
みんな失敗しながら、前にすすんでいるんだーー
です。

アメリカの農家さんたちもそうでした。

アリゾナなんか雨が少ないから、それほど農薬使わなくても大丈夫でしょう?

と思ったまんまを言いましたら

冬は大丈夫だけど、春夏はやっぱり畑が蝶でいっぱいで、葉っぱは虫食いだらけだ

と淡々とした返事が返ってきて
そりゃそうだ。病気の原因は湿気だけじゃないし。虫は熱いところにもいっぱいいる。

むしろ、40度ごえがあたりまえのアリゾナで、それもセドナで
野菜をつくる農家が「変わり者扱い」だといってました
もう農家やめるとも。

ものすごく上手に作物をつくっているので、
やめないでいいんじゃない? と思ったけど、
農業はこどくがいちばんの敵。
さびしそうなのでした。

家族三人でやってる、というフェニックスの農家は、力強いかんじがしました。
18360坪の畑を三人でやるって、信じられないかんじだけど
日本のトラクターがとても役立っているそうで、
「日本はすばらしい。中国がどうとかいっても、やはり日本は違う。日本製にかなうものはない」
消費地に近く、ファーマーズマーケットでものすごく売れる立地が三人体制でもできる農業の秘訣かもしれません

ぼろくても、育ちすぎても、平気で売ってるし、袋にもいれてあげない。販売も栽培も、よけいな手間をかけてない。
日本でマルシェで同じことをしたら、価格を下げざるをえないな。
アリゾナは、野菜が高かったですよ~。ボロでも。
アリゾナだからではなく、どこでも高かったでした。


生姜は今季、おわりです。
とても評判がよくてうれしいんですが、例年より少ない量しかできなかったです。
その分、できている生姜のエネルギーが強い感じがします。

来週もあります! といったところで、その日になると、もうない!
ということがよくあるのが、
農薬けちり栽培。
どうぞみなさま、作物との一期一会をおたのしみください


水曜正午しめきり、金曜発送の野菜セット、コチュジャン、お茶、紅茶、お米などなど

錦自然農園フルーツストア



最近の野菜畑

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今年はブロッコリーをたっくさん植えています。
いつごろからかは、はっきりしませんが、野菜セットにドカドカと入ってくると思いますのでおたのしみに。

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こちらのゴボウも、最近は毎週入っています。
無農薬、無化学肥料で15年以上栽培しているごぼう。
太くても柔らかくて、香り豊かです。
1キロ売りもしています→→→→無農薬のごぼう

昨夜は、久しぶりの友人が訪ねてくれて、夕食を一緒に食べました。
ごぼうを大きい一本まるごと削ぎ切りにして
手羽先肉と、たっくさんのきのこ、ねぎで、スープ煮にしました。

おいしかった~

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そうだ
生姜もいれたんだ。
無農薬、無肥料の生姜ですが、さきざきキムチで使うことを考えると量が少ないので
もっぱら野菜セットに入れるだけで、
キロ売りは今年はまだです。はじめるのかどうか、未確定です。


石臼挽きのそば粉、自然栽培の小豆、無農薬の白菜やごぼう、にんにく、お米は
錦自然農園