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ただいまの食事療法

周囲から「元気になった」と目を丸くされることが続いています。

抗がん剤の中でも副作用がちょっときついイリノテカンを今回は抜いてもらったせいでしょうか。
はたまたオキシコンチンの副作用の便秘対応の薬をはじめて使ったせいか。
その薬は、2017年から販売開始されたそう。
新薬は副作用が強くでる可能性もあるそうで、ちょっと心配でしたが大丈夫でした。
もともと薬に対する嫌悪感が強く、ほとんど信頼感をもったことがない人でしたが、最近は薬に助けられることが続き、嫌悪感なんてとんでもない。薬に救われる経験をしないと感覚は変わりませんですね。

というわけで2018年になって一番元気な今日このごろです。
おとといは福岡の実家に帰りまして、大濠公園から天神まで歩きました。
ん? 意味不明ですか。代官山から渋谷まで歩くより長い距離歩いたってことですよ。もっと意味不明ですかね。
81歳の母とふたり、水炊きの名店でおいしい鶏料理にまんぷくし、テーラーメイドの帽子屋さんでお買い物し、親戚の事務所にお邪魔して、ゆっくりゆらゆらお散歩を楽しみました。
こんなに長時間歩いたのはセドナ以来でした。
二人とも熟睡できないほうなんですが、その日は朝まで完全熟睡した!
「歩くってすごいね」と朝ふたりで感心してました。

まず歩く→おなかがすくから食べる→動きたくなるからもっと歩く→眠れる

このサイクル重要ですね。

5分も歩けないとか、そもそも外に出る体力がないとか、そういうどん底の時期が今年の前半。
5月半ばすぎにはじめた薬のおかげでついにここまで!

薬に全面依存してますので、薬をやめたらひょろろんと元通りに弱ってしまう可能性は大ですが、
薬のおかげで食事ができるようになり、食事のおかげで筋肉がついてきたおかげで得られた今日のげんきです。

主治医の押川先生は、「油でもいいからカロリーの高いものをとれ」という考え。
そうやって栄養状態をよくすれば、薬のききがよくなり、副作用が弱くなるそうです。
たんぱく質もヘモグロビンも白血球も健康な人なみなのは、油のんでるわけじゃないですが、「とにかくカロリー」主義で食に必死で
くらいついた(どういう表現だ)成果かもしれません。

何も食べたくない、食べれない、という時期に、マクロビオティックだの玄米菜食だのをしたのは無謀でした。
食べれないのに食事制限していると、一日に「ひとくち」しか食べられない、という悲惨な日々になってしまいます。
食べれない自分でごめんなさい、と暗くなりながらおっとが用意してくれるものを全部のこす・・・・


こんなのまちがっとる!!
と気づいていろいろな制限をはずしました

まず

チーズなら食べられる

と気づいて乳製品OKに

玄米も白米もダメだけどパスタは食べられる

と気づいて小麦粉ざんまいへ

パンも全粒粉とかダメ、くるみ入りとかダメでした

白くてふわふわした食パンが食べられる

何にも入らないときに胃が受け付けてくれるのは
オレンジジュースだったので
最初は「なんだこの天然もどきのまずさは」と拒絶したけど、一日たったら、やっぱりこれしか胃がいれてくれないわ、とオレンジジュースを毎日飲むように。
大腸ダメな人はジュース厳禁、ってセツもあるんですけどね

オレンジジュースが開いてくれた胃が受け付けるのはプリンだけだったりする日も多かった。
あと森永のクッキーだけが入る、という日も。
そうして、もともと甘いものへの愛着が薄いのですが毎日お菓子を(駄菓子系を)食べるように。
食べられるのはクッキーだけ、って日もけっこうありました。

パスタソースはこの人生、百%自分でつくっていましたが、今回の食欲不振に際しては手作りよりもすでに加工された、温めるだけになっているソースじゃないと食べたくない! ってこともありました。
パッケージされた、お湯にいれたら食べられるソースを何食も食べました
せっかくオットが作ってくれるトマトから作ったソースなのに、「食べたくない」と拒否したことも。

そういうふうにして、食べたいものは何かと一つずつさぐっていって、
食べたくない、食事はいらない、となりがちな自分を、食にむかわせていったんでした。

3日間オレンジジュースだけでもおなかすかないって自分でも不気味でした。ふらふらしながらトイレいくんです。
いやですよね。体は食べないとすぐ弱る。

それでもチーズが入るようになったらすこし違う。
パンに雪印のプロセスチーズを厚切りに切ってはさんで、フライパンにバターをおとして上下を焼くチーズサンドは、幼いときに母がよく作ってくれた「健康によいと母が信じているおやつ」でしたが、40年ぶりくらいにそれを自分でつくって食べて・・・

「これなら食べられる」と何日も連続で食べてました。

がん患者に推奨される食事の本をよむと、なるべく無農薬の野菜、とか書いてありますが、そういう「左脳」で考える食事は私の弱った食欲が跳ね返すのです。

「添加物を食べないように」とかも跳ね返しますね。頭で食事するの無理でした。

もともと添加物を嫌悪するとか、無農薬へのこだわりとかはまったくないのですが。

でも牛乳は飲まないようにしてから数年たっていました。
いまは飲みます。
牛乳は体に悪いという考えに不信感を抱くにいたっております。


今、ようやく何でも食べられるようになったので、
ただいまの食事療法の方針は、
おいしいものしか食べないようにしよう、です。


もうオレンジジュースもプリンも温めるだけのパスタソースもいらないですが、弱りきったときに助けてもらった恩は忘れません!


それにしても私はついてます。
薬たって抗がん剤は何百もあるのに、いくつかの選択肢からワタシにはこれだ、と選んでいただき、それが功を奏しているのは、とてもラッキーです。やってみないと効くか効かないかわからないんだから。

ラッキーといえば、今日は福岡からの帰り道、美術館で長谷川利行展を見たあと、最寄の高速バスのバス停でバスを待ったのですが、予約もせず時刻表もみずタクシーでかけつけたのに、二時間に一本しかないバスが15分遅延したおかげでワタシの到着の3分後にやってきた。
そして予約もしてないのに最後の一席があいてたおかげで乗せてもらえた。

それに気がついたとき、ラッキーすぎる自分に気づいたとき、心臓がしばらくドキドキして止まりませんでした。

こんなことで運を使うのは運の無駄遣いというのだろうか。。。
私はいつも運がよいのだぞってふんぞり返っていていいのかな、とか考えてしまった



新堀さんのお米、新米にきりかわってます。小川さんのお米は来週からの予定。
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