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オーガニックな人のがん治療

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キムチの味はそのときの素材で変わります。
野菜や唐辛子の収穫時期によってみずみずしさや質が変わり、できあがりの味の違いを生みます。



キムチを作り始めました。

こういう日を迎えられるとは今年の前半はまったく思いませんでした。
今日より体重が9キロ少なかったころ。

なんでそんなにも痩せていたのか。
それは病院にいかなかったから。

たいていのがんには自覚症状がありません。
自覚症状はじょじょにゆっくりと出てきて、途中からスピードをあげていき、生活がしにくくなり、あげく寝ている時間が一日のほとんどという状況になっていく。

ああやばいなあ、と思うものの自分の信念を手放したら、心も体も空中分解してしまいそう。
がんばれわたし。みんなもがんばっている・・・。

この「じょじょに悪くなる」の時期、普通の人は病院にいき、早期に治療を開始します。

再発の場合、初発(原発・最初にみつかるがん)と比べて、大急ぎで治療を開始するかどうかで生存率が変わることはないそうですが、ある臨界点を超えると「遅すぎる」ということになります。

素人にも玄人にも、どこが臨界点だったか、過ぎてみないとわかりません。
がんの治療は、なんにせよ、急ぐにこしたことはない。ゆっくりしている時間はないというのが事実であります。

ところが。
私たち夫婦のように、ねっこがスピリチュアル系で、生活と仕事がオーガニック系だと、ことは面倒になります。

もともと、化学物質を人並みよりうんと少なくしかとってこなかった。
薬はほとんど飲んでこなかった。

ネットを回遊する日々が始まります。
人からの情報もどんどんはいってきます。

断食がいいとか、モリンガがいいとか、重曹がいいとか、米はやめろとか、玄米を食べろとか、びわの葉温灸でがんを治した人がいるとか、心理療法でがんは治るらしいとか・・・・・・・

根っこがスピリチュアル系で、生活と人生がオーガニックに傾斜している人はここで、
人生をかけたチャンレジをしたくなってきます。
これで治ったら私も●●さんのように講演活動をして仕事にできるかもしれないとか。思う。
講演までしなくても、自分の治った経験をいつかだれかに、私の場合は特に農園のお客さんにしてあげたい、と思う。
ここに書かれている「奇跡」な話が自分にも起こればいいなと思う。

わりと簡単にチャレンジの火がつくのは、ネットなどにあふれる「●●でがんが消えた」情報がじつに多彩に、山盛りに、無限とみえるほどたくさんあるから。

この時点で、チャレンジャーたちはまだ知りません。
「●●で治った」人の大部分は、病院で標準治療も受けているのに、病院治療を受けた部分が情報から意図的に削られていることを。

「病院の標準治療を受けたうえで、自分の力でがんを治そう」という啓もう活動をしている杉浦貴之さん(雑誌「メッセンジャー」主宰)のような人もいるのですが、

「病院治療なんてとんでもない。肉食、白米とんでもない。玄米菜食しなければがん患者に未来はない」という「がんの患者学研究会」のようなところもあり、ネット情報の多くはこちらに沿っています。

私も「がんの患者学研究所」におおいに励まされ、無治療の道を突き進む原動力にさせてもらっていましたが、
結果はどんどん悪化していくだけでした。

体重が減り続けて、歩くのが難儀になっていき、寝ている時間が長くなっていく自分。
毎日少しずつ少しずつ死に近づいていく自分をひとりでみつめている時間というのは、つらいものです。

病院にいくのは、負け、のような気がする。
がんは、自然療法で治してこそおもしろい。
おもしろいというのが、どこまでも重要な人がいるのです。私?

それでも痛みさえなければ、死ぬまで、この方法を続けたと思いますが、
私の場合、ラッキーなことに痛みが早い時期から始まった。

耐え難い痛みのおかげで、
病院に行き、緩和治療だけは受けようと思うにいたり、
緩和治療と同時期に、ネットで出会った医者に質問をしては返事をもらう、その繰り返しをしているうちに、

「抗がん剤治療を受けてみよう」

と心がスイッチを入れたのでした。
これが5月のはじめ。
あの、痩せてる有名女優はこんな体形だったのかと初めて知る「164センチ、43キロ」。 

薬の治療をはじめてからの変化は想像を軽く凌駕していました。

日がたつごと、月が変わるごとに、肉がついてきて、体がしっかりしていき、歩ける距離が長くなり、先月の10月に東京へ旅行し、一日じゅう歩いて、友人たちと大笑いする時間を重ね、夜は久しくなかったような「ドカン」と深い睡眠を毎日して、帰ってきた日は20時間くらい熟睡して、目が覚めたとき、「前と同じになった」と感じました。


薬の副作用を消す薬はさまざまに開発、販売されています。

私は強い薬を使わないといけないため、薬の副作用もさまざまに発現し、その副作用のための薬も各種処方され日々服用しています。

しかし、ひとつだけ、どうしても副作用対策ができない副作用がありました。

それは何かというと、便秘。
これのおかげで9月末までは、一か月に数日寝込んでいました。
便秘で寝込むって、いったい何十日ためるのだ? と思うでしょうけど、
私の場合、便秘といってもとっても軽度なのです。
便秘の軽重のレベルは問題ではなく、便秘になるだけでものすごく苦しくなってしまうのでした。

脂汗を流し、夜通しうなりながら苦しむというレベルです。

それがあるとき、主治医が新たに薬を処方してくれまして、服用しはじめますと、苦痛がぴゃーーーっとふっとんでしまいました。
なんでこれを今まで処方しなかった! と最初は怒ったくらいです。

その薬は2017年に販売開始されたもの。
主治医はその薬のことを忘れていたのでしょうか。それとも探してみたら「あった」ということだったのか。
どっちなのかは今度聞いてみますが、いずれにしましても、
この薬の開発よりあとに、私にこの症状がやってきたことが、じつにラッキーでした。

薬の開発が日進月歩というのをリアルに感じる最近です。

私の「持病」は一生治らないのですけれど、悪くならないように薬で抑えておくことができていれば、いつの日か
新しい薬が登場して、私の運命を変えるかもしれません。

そんな病気は、世の中にやまほどあるようです。
去年までなら死ぬはずだった病気が、今年になって販売開始された薬のおかげで生き延びることができる。

老人が薬をやまほど処方されて薬づけになっているとかが、テレビでよく報道されるせいでしょうか。
薬の薬害で致命的な病気になり、製薬会社を訴えるシーンがニュース番組でみられるせいでしょうか。
薬の悪い面ばかりが日本では有名になり、薬嫌いを増やし続けています。

だけど、薬のいい面は悪い面の何百倍もあります。

十年前に、今と同じ病気になっていたら、とっくに私は死んでいました。
今ほど十年前はよい薬が開発されていなかったから。

十年前ならできなかったことが、科学技術が毎日進歩しているおかげで、
その積み上げのおかげで、
私が受けている薬が新薬として認められるにいたり、
私の手元に届けられ、
私はキムチを作れるくらいに元気になりました。


強い薬を受け入れるには、私の体がオーガニックすぎると信じていた私は、
食事療法や体を温めることや心理療法やビワの葉療法や、とにかくいろいろな方法をやっていましたけれど、
薬で得られたほどの効果はどの方法からも得ることができませんでした。


今になって主治医から「間に合ってよかった」といわれます。
初めて私の状態を示すCT画像を見て、「(こんなになるまで)よく我慢しましたね」と言われました。
もう少し遅かったら、最新の薬であっても効かなかったかもしれないのです。

がんはゆっくりと悪くなる、と信じられていますが、それはがん種によって違います。

手遅れになる前に、病院治療を始めてください。

オーガニックに信を置いている人ほど、
がんで病院治療を受けるのをいやがり、最終的に遅すぎる治療開始となり、
早すぎる終わりを迎えてしまうことが、私の周囲で続いております。


どこにも届かないかもしれないけれど、
届けばいいなと思いまして、今日も書きました。


キムチが作れるまでに元気になった。
病院治療を始める前より9キロも体重が増えた。

私の治療はなにもかも、まだ途上で治ったわけではないし、結論はなにもでていません。
が、
日本の病院では
こんなに最前線の治療を
こんなに安くやってくれる

ラッキーだなあ、ありがたいなという気持ちは、日々増すばかりです。

この気持ちを全部こめて、農園の商品をつくり、発送させていただいております。





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